Linux でディレクトリのハッシュ値を計算

イントロダクション

Linuxでディレクトリのハッシュ計算を行う場合、通常はディレクトリ内の全てのファイルの内容を基にハッシュを生成します。

rsync や rclone でサーバデータのバックアップを行い、リカバリーで戻す際に、データの検証目的に使うと安心です。

一般的な方法としては、ディレクトリ内のファイルを一つずつハッシュ化し、その結果を統合してディレクトリ全体のハッシュを計算する方法があります。以下に具体的な手順を示します。

ディレクトリのハッシュ計算の手順

1. ディレクトリ内のファイルをリストアップ

最初に、対象のディレクトリ内にある全てのファイルのリストを取得します。これには find コマンドが便利です。

find /path/to/directory -type f -print

2. 個々のファイルのハッシュを計算

次に、各ファイルのハッシュを計算します。これには sha256sum などのハッシュ計算コマンドを使用します。

find /path/to/directory -type f -print0 | xargs -0 sha256sum

3. ハッシュ結果を結合

全てのファイルのハッシュを得たら、これらを結合して、最終的なハッシュ値を生成します。この際、sort コマンドを使用してファイル名でソートすると、ディレクトリの構造に依存しないハッシュ値を生成できます。

find /path/to/directory -type f -print0 | xargs -0 sha256sum | sort | sha256sum

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